そう団しよう、そうしよう。2012/10/12 21:38

 先日来、どうも夫婦を中心とした「家族」そのものへの視点関心というか、向き合うことができるようになってきました。
 現場としては、私自身の家族がある訳ですが、「幼稚園が、子どもを育てるだけではなく、家族そのものが育っていく触媒になれないだろうか」というような問題意識です。そういうのがあると、本屋さんでも自然と関係するものが目にとまるのですね。先日ご紹介した団士郎先生の『家族力×相談力』が、なかなか面白かったです。先生は元々、不登校とか問題行動と言われる子どもの家族に関わってこられた方で、その経験から、家族にとっての危険なコース・黄色信号のようなものを読み取り、いくつかのストーリーと回避策を述べられています。「ウチも該当するんじゃないかな…」と、おっかなびっくりだったのですが、「これが黄色信号だよ」と示してもらった事で(そして、自分が納得したことで)、回避していこうという決意ができた気がします。

思うに、吉田先生の講演にしても、団先生の提案にしても、昔は近所のおじさんやおばさん、年老いた父母が諄々と諭していたことではないでしょうか。それが断絶して、今の苦しみが一つ増えているような気がします。ああだから、私も老後は「小うるさい爺さん」になり、死んだ後に「そういえば、昔から耳にたこができる位、言っていたなぁ」と思われたいです。「夕日、きれいだね」が伝わるまで800回ということを思い出せば、遥か長い道のりですけれど。

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