プールお手伝い御礼 ― 2012/07/04 12:08
昨日は少し寒かったものの、今日はよいお天気になり、子ども達は元気にプールで遊ぶことができました。7月は午前保育の月間と言う事で、かなり慌ただしくプールに入ります。そのスケジュールを支えてくださっているのが、お手伝いいただいているお母さん方です。実際、子ども達が「自分で着替える」のは大切な生活習慣なのですが、いかんせん水に入ったあと、なるべく素早く着替えることは、風邪の予防からも大切です。多くのお母さん方が手伝ってくださるからこそ、スムーズな運営ができると感謝しております。◎また、プールの見学をしていただいているのもありがたい事です。幼稚園での子どもは「お母さんが来ている」と思うとちょっとバイアスが入るものですが、プールの時はお構いなしというか、「楽しさ爆発」で笑顔を見せてくれます。きっとお家とはちょっと違った表情を見せてくれるのではないでしょうか。◎暑い中、そして虫も出る季節です。ご苦労をお掛けして申し訳ありませんが、ご協力いただいていることに重ねて感謝申し上げます。ありがとうございます。
あがる歓声 水しぶき ― 2012/07/05 10:48
初日こそ温度が低くて断念したものの、それから今日に至るまで、プールを実施できていて何よりです。また、今日は年中組のスペシャルイベントも行う事ができました。◎幼稚園ですから「水遊び」が基本ではあるのですが、「楽しかったね」だけではなく、何らかの成長を促したいと、幼稚園では考えています。目的は「水で死なない子どもに育てたい」という事です。毎年この時期になると、警視庁から水難事故の統計が発表されます。ご覧になったことのある方もあると思いますが、これは「子ども・大人」で分かれています。つまり、それだけ子どもの水難が多いのです。◎「死なない為の教え」ですから、必然的に勇気を奮わなければならない時もあります。でも、それを乗り越えさせてくれるのは、「友達と一緒」という安心感と高揚感です。◎第一歩は「顔に水がかかっても大丈夫」というステップ。「いちいち気にしないよ!」というスタンスです。それから、「顔にバシャバシャかけても大丈夫」。息を堪えなければなりません。そう、溺れることの第一歩は、「水の中なのに息をしようとする」事なのです。◎お風呂を怖がる子はいないと思います。しかし、プールを怖がる子は、稀にいます。未経験の事は怖いに決まっていますが、それを少しずつ克服していって、「水で死なない」子どもになっていくのだと思います。歓声を上げ続け、水に親しむ中で、そんな力を得て欲しいと思います。
お盆・みたままつり ― 2012/07/11 18:01
今日はお天気がよかったのですが、幼稚園では「みたままつり」を行いました。要はお盆の行事なのですが、言葉で紡ぐものですので、いつも「どうしたらいいのかな?」と考えながら話している部分があります。今日は「お盆」のイメージとして、「いつもは家族で住んでいるけれど、この3日間はみんなが元気でいるかな、ニコニコ過ごしているかなって、ご先祖様が戻ってくるんだよ」というお話をしました。◎母の日・父の日ともに「子ども達が元気に大きくなって欲しいと願ってくれている」ことを伝える行事です。ご先祖様は、それと同じように、もう年をとって亡くなってしまったけれど、みんなの幸せを祈って下さっているんですよ、というメッセージを伝えたいのです。いくつになっても、いつになっても、「あなたは独りぼっちではない」ことを伝えたいと思っています。◎今日は更に、司会の先生が色々と「お盆ならでは」の風物を紹介してくれました。迎え火・送り火・盆だななど。地域によって日にちにズレなどがあるので一概には言えないのですが、もしかしたら子どもが「○○ってなぁに?」と聞いてくるかも知れません。もしも分からない事がありましたら、こっそり園長まで耳打ちして下さい。現役僧侶としてお答えします。
お荷物整理 ― 2012/07/19 10:52
昨日まででプールも終わり、終業式を明日に控えて、園内では「お荷物整理」つまり大掃除が行われています。年中・年長さんは慣れたものですが、初めての年少さんには、音楽をかけて雑巾掛けしたりと、雰囲気を盛り上げながら行っています。◎さて先日、ご縁があって『夏の庭』を読みました。中学生の読書感想文題材になる事も多いそうですが、「死に行く者」と子ども達の交流を描いたものです。◎◎ここからネタバレになるのでご注意。◎◎少年たちと老人との交流の中で、子ども達も成長を遂げていくのですが、老人側にも変化が現れます。庭の雑木(草ぼうぼう)を綺麗にしたり、洗濯をしたりと、とにかく溜まっていた汚れを一掃していくのです。そして、そのシーンを見て(VHSビデオがあるのです)私は思いました。「ああそうか、明日も生きようと思っている者が、掃除や洗濯をするのだ。これは生き続けるという決意の表れなんだな」と。もちろん、「お世話になったお部屋・道具に感謝する」という事でもありますが、同時に「また使う(人がいる)」というビジョンでもあるのだなと。とても前向きな意味づけができるんだな、という発見をしました。◎森信三先生は、「片付けは責任感」と仰いました。本来メインの活動ではない「片付け」ですが、活動を締めくくり、次に繋げていくという大切な役割が、この「お荷物整理」にも流れていると思います。
与えること ― 2012/07/20 11:14
今日で1学期は終了。みんなで終業式をしました。そして、お別れの会もありました。「みんなが生まれる前から、この幼稚園で沢山の子ども達と過ごしてきたんだよ」「みんなの気持ちをよく分かってくれる、よく考えてくれる、明るくいてくれる」と話す中で、私自身も色々なシーンを思い出していました。そうして、思いました。みんなの中に優しさや、気づきや、考えや、一生懸命さがあるならば、それの一部はきっと、この先生から与えられたのだろうなと。◎「分け与える」ではありません。「与える」けれど「与えた側」も減ったりしない。不思議なことです。そして同時に、「私たちのネガな部分は、なるべく子ども達に伝染させない」という新たな決意もしたのでした。◎その辺りは、穴を掘って「ロバの耳〜!」と叫ぶか、仏さまに受け取って貰うに限ります。こちらは、共有してもらう(あるいは”発散する”)と薄まっていくから不思議です。きっとジャンルが違うんでしょうね。
同窓会 ― 2012/07/22 00:28
実は、中学校の同窓会大会がありました(もう日付が変わっていますが)。私の出身校では、45才になる卒業生が、その年の大会を仕切ることになっていまして、ちょうどその年に当たった、ということです。◎会議自体は滞りなく、理事さんが進めてくださるのですが、懇親会と余興を運営する、というのが実際の所です。また、同期会も開かれますので、それに併せて名簿のアップデートという意味も大きいようです。◎さて、その余興として、不肖私が今回「お話」をさせていただきました。プロのアーティストとかであれば兎に角、「坊さん」としては「お檀家さん」が対象ですから、「同級生」「先輩」ましてや「先生」にお話するというのは、相当きつい状況でした。でも、苦しんだだけあって(?)我ながら「ベストは尽くしました」と言える出来にはなったと思います。「明照幼稚園園長です」と、少しアピールもしてきました。スライドは下記にありますので、万が一(?)ご興味がありましたら、ご覧下さいませ。
http://www.meisho.ac.jp/pdf/takehaya34.pdf
あと、スライドだけでは分からない部分も多いと思いますから、夏休みを掛けて原稿を順次アップしていかれたらいいな!と思っています。
http://www.meisho.ac.jp/pdf/takehaya34.pdf
あと、スライドだけでは分からない部分も多いと思いますから、夏休みを掛けて原稿を順次アップしていかれたらいいな!と思っています。
施設開放 ― 2012/07/26 08:21
年長組のお泊まり会も終わり、幼稚園はだいぶ静かになりました。しかし、昨日から始まった施設開放では、プールで遊ぶ子どもたちの声が響いていました。普段とかなり様子が違う幼稚園。時間帯によっては貸し切りに近い状況で、思う存分遊べたのではないかと思います。また、ホールには体操器具も出ていますので、「これをもっとやりたい!」と心に秘めるものがあれば、どうぞ挑戦してみてほしいと思います。◎また、畑には色づいたトマト、大きくなってきたキュウリもあります。なるべく多くの方に収穫を体験してもらいたいと思います。大きくなりすぎたら(完熟したら)園長先生が食べてしまいますよ!◎今日から一段と暑くなるようです。外に出るのは辛い部分もあると思いますが、「きっと誰かがいる。誰かな?」と思いながら登園するのも、また楽しいかと思います(先生は常に2~3人います)。◎今日は11時から、ミニコンサートがあります。卒園の子も来て、直に演奏を聴かせてくれたり、楽器にさわる機会も用意されているということですので、よかったらどうぞお出かけ下さい。
最近のコメント