いよいよ2学期が近づいてきました2012/09/02 18:53

長かった夏休みが終わりを迎えています。明日は子育て広場「わかば」、明後日は施設開放最終日、5日は入園説明会「みんなであそぼう」、そして!2学期始業式も控えています。最近は蝉もあまり鳴かなくなり、夜は秋の虫がたくさん出ているようです。雨のお陰で少し涼しいようですし。いろいろ準備を進めていますが、スライドのBGMが難しい!!クレジットはきちんと表示しますし、クローズドな上映なので、どの曲にしても問題はないのですが、ビシッと「これだ!!!」にまだ出会っていないのです。何曲か候補はあるのですが、もう少し聞いてみようか…という感じ。資料は少し表現を変えたりして出来ました。あとは原稿。これも毎年、直前まで何かと手を入れているんですよね…。お伝えすべき事が多くて、どこを削り順番をどうするか。説明の時にはきっと、かなりアドレナリンが出ていると思います…。説明会は、お互いが「納得した。手を繋いで行きましょう!」を目指す場です。そのためにまだまだ、頭振り絞ります。

嬉しいこと2012/09/03 00:20

もう先々月になりますが、母校で少しお話をする機会を得ました。その時の話の導入は、久しぶりに会った同級生同士での会話からヒントを得て入ったのですが、今日になって、「あの話、とっても良かったって、喜んでいたよ」と人づてに聞いたのです。きっと、話自体はどこかで聞いたことのあるようなものだったとは思います。しかし、あのタイミングで、私から出たことで、何か彼にはストンと腑に落ちたというか、通ったようなのでした。こちらとしても、改めてフィードバックがあると、とても嬉しいものです。
 そういったシチュエーションというか、受け取る側の状態によって、同じ話でも違った結果になっていくのだなぁと、改めてしみじみ感じました。そして、その事を伝えてくれた友達にも、また改めて感謝です。
近々幼稚園の説明会もありますが、きっと同じ様な事が起きるのだと思います。聞く側がゆったりと受け入れやすい環境作りも、主催者の役割だと改めて感じました。

第1回「みんなであそぼう!」御礼2012/09/05 22:07

 本日は、多くの方に「みんなであそぼう!」ご参加をいただきました。今年度より2回の開催にした事により、何か不都合が起きないかと心配はしていたのですが、大きな混乱無く進められたので、とても良かったと思います。ご参加・ご協力ありがとうございました。
 実は昨年度までの反省として「ひとクラスの人数が多すぎる」「受付に時間が掛かりすぎる」「時間帯として、子どもが眠くなってしまう(不機嫌の要素が増える)」などがあがっていました。ですので教諭から色々な情報収集・アイデアを貰って今年度の説明会をデザインしました。手続きとしては煩雑になったと思いますが、当日のスムーズさの方がやはり大切です。お陰様で、よい会になったと思います。
 そして、19日には第2回があります。今回の反省(園長絡みが殆どです)を活かしていきたいと思います。

無理をせず よく噛んで2012/09/10 11:20

今日は午前保育なのですが、お御堂参りを行いました。そして、最近のマイブームというか、「よく噛んで、味わって食べましょう」をいう話をしたかったのです。丁度うってつけだったのが、「歯がボロボロの鬼」。暴れん坊の鬼が、和尚さんに豆腐と偽った石を食べさせられ、降参…という話です。2学期始まってすぐなので、落ち着いて聞けるか心配ではあったのですが、きっと覚えていてくれたのでしょう、始まるとすぐに子ども達が集中してくれました。
 さて、「えぃ!がぶり!ふがふが…」という所が子ども達には面白かったと思いますが、伝えたかったところは「よく噛もう」ということです。仏教的に「今していることに打ち込む」ことにも繋がりますし、消化と満腹感の話としても大切です。たしか「80歳でも20本は自分の歯で」というスローガンもあったと思いますが、これもよく使い続けていればこそだと思います。
 実際、私も可能な限りゆっくり、よく噛んで食べるようにしています。唾液がたくさん出てきて全体が混ざってくると、一段味が変わるというか分かるものですね。それをさらにモニターして、「おぉっ、味出てきた〜」とか言葉にしています。そして、「ごちそうさまでした、ありがとう」を言うのを忘れない。
 口数は少なくなりますが、作ってくれた人への感謝はきっと増すと思います。子ども達にも、せめて「よく噛んでいると、味が変わってくるよ、出てくるよ」という体験はさせたいものです。

お誕生日会で感じること2012/09/15 18:13

 今日は9月開催のお誕生日会。学期が始まって僅かの間に色々仕上げるものがあって、なかなか慌ただしい準備期間しか取れず、皆様にはご迷惑おかけしたと思います。
 さて、写真も何とか揃い、歌もだいぶ慣れて歌えるようになりました。そして、普段使っていない部屋からは、お母さんの合唱が響いていました。その熱気は外を歩いているだけで十分感じられる程で、本番を楽しみにしていました。
 そして、本番。子ども達も舞台に上がって緊張しつつも、お誕生日のお花を胸に付けてもらって誇らしげな表情を見せてくれました。それから、お母さん方からの歌のプレゼント。一クラスの人数が多いということは、当然お母さんも多いということです。詰めつめで、しかもギリギリに舞台に乗っていただきました。
 そうして、歌を聴いていると確かに感じるのです、子ども達を大切にしているという思いを。どの曲だから、という訳ではなく。何によるものなのかは分かりませんが、確実に伝わるのです、子どもを大切にしている想いが。
 以前は、装飾というか小道具の使用が自由だったので、そこに凝っていた時期もありました。それも「子ども達に喜んでもらいたい」という気持ちだったことに間違いないのですが、モノに目がいってしまっていた部分があったのも確かでした。
「いつか子どもたちが再びこの歌を聴いたとき、”あれ、聞いたことあるぞ”と思って欲しいんです。」と、お母さんが話していました。そう、今日明日の暮らしだけでなく、「いつの日か」のためにたくさん種をまいておく。歌が「お母さん達が、私たちを想って、歌ってくれていたんだなぁ」という感覚まで、きっと思い出させてくれるのではないかと思います。本当にありがたいことです。練習の日程を決めたりするのは現代にあっては相当大変な事と思います。しかし、その分も含め、子どもに残る事も多いはずだと思います。

ハガキを掲示しています2012/09/18 14:04

今日から、敬老の日のためにみんなで作ったハガキを掲示しています(実物ではなく、写真に撮りました)。まだまだピンと来ない子も多いとは思いますが、9月は「お約束カード」も敬老関係ですし、園全体でうっすらと敬老カラーを出しています。
 この辺りは、区立幼稚園さんの方がずっと進んだ取り組みをされていると感じます。地域の方との直接交流とか。この幼稚園にとっては、まだまだの課題です。
 ともあれ、子ども達が「一手間掛けた」ハガキたちです。また、自らの手で投函したものでもあります。是非ご覧下さい。場所は職員室前です。

ソーシャルキャピタル論2012/09/25 15:21

日本プレイセンター協会HP
ご縁があって(著者の方が私の妹と同じ名前です)、佐藤純子『親こそがソーシャルキャピタル』を読んでいます。日本では馴染みがないですが、「プレイセンター(この名前だけでは何がなんだか;^^)参加者を中心」にまとめられた本です。プレイセンターは従来の日本の「子育て支援」とは方向性が全く違います。子育ての主体たる親を「お客さん・サービス受給者」と見てきたのが、今までの施策で一貫して行われてきたことです。給付金の類やサービスの拡充というのは、みんなそれですね。
 そうではなくて、「プレイセンターでの活動を通して、親が親として社会に供給する側に立つ」という図式を、ここでは試みています。イヤ本当に画期的です。私もいつか、こういった仕組みを提供できないかな~と漠然と思っているのですが(幼稚園としての枠ではないので、私としか言いようがないのです)、今までの「子育てをする人がお客さん・受益者」という見方・扱いに慣れてしまっている人・社会ではなかなか難儀なのだろうとは思います(だから、あまり多くないし、継続も難しいのでしょう)。ただ、著者の先生は板橋の学校でお勤めされているので、お話を伺う機会は作れそうな気がします。スグとは言えないけれど、「子育てそのものを社会がどう見るか・扱うか」についてはベストな仕組みである予感がしています。
まだまだ勉強中。