春が近づいてきました2008/03/03 18:22

我が園での「春の訪れ」を告げるのは、蛙の産卵です。例年は2月中にはやってくるのですが、今年は「わっ!蛙がたくさん居る!」というたけのこ組さんの声で、その近いことを感じました。 今までどこに隠れていたのか。冬眠していたのなら体力は大丈夫か?などと、人ごとながら心配になってしまいますが、自然のルールに従ってやってきたのでしょう。これから何日かは、夜になると蛙の合唱が聞かれそうです。子どもは、卵に気づくと毎日観察に来る子が殆どです。最初はその量に、次第に変化に目を向けていきます。「どこが面白いの?」と訊かれても説明できない。でも確実に面白い。子ども達がじっくりと自然に向き合う姿を、気長に見守りたいものです。

親子お話会2008/03/13 23:51

12日の、親子お話会には多くの皆様にお越しいただき、ありがとうございました。幼稚園の先生ではなく、図書館でずっと読み聞かせを行ってきた方々なので、対象年齢が低いことがどうなるか…とも思っていましたが、みんな一生懸命聞き入っていたと思います。また!メンバーも話していたのですが、お母さん方が意欲的に聞いて下さっていたのが印象的だったとの事。たぶん、「自分以外の人の本のセレクト」って、楽しみなのではないかと思います。アマゾンで本を買う時にも「他の人からのコメント」はついつい目を通しますし、「読書感想記」的なウェブサイトもよく見かけます。「こんな本、この季節にどうですか?」的な紹介もできるかしら、などと思います。 図書コーナーの本の整理についても、ご指導をいただこうと思っています。形が様々な本を、どう並べていけばいいの?という事を教えてもらえると、コーナーも少しは見やすくなるのではないかと思います。 ともあれ、来年度も「お話会」を開いていこうと思います。年少・中長の平行開催も、より年齢に合った本を紹介するという意味ではいいのかも、などとも考えております。ご参加の方からご感想・ご意見などいただけますと、本人たちも一層やる気が増すと思います。幼稚園HPから転送もできますので、どうぞ一言でもお寄せいただけますと幸いです。

桜が咲き出しました2008/03/25 20:14

子ども達は春休みですが、自然の営みは刻々と園内を変えています。幼稚園で一番に咲くのは、園長宅裏の桜。もう葉が出始めています。そして、お墓の入口の木。だいぶ開いてきました。桜の花って、下の方から咲いていくんです。そんな様子も見て貰いたいと思うけれど、新学期が始まるころには決まって散ってしまっています…残念。園内は工事もしていますけれど、お母さんと一緒に遊びに来る子も、たまにいます。あまりお相手もしてあげられないけれど、桜とか蛙とか(オタマジャクシが動き始めています)、この時期にしか見られないものも、結構ありますよ〜。

花という花2008/03/26 00:21

「花」という名前の花はありません。あるのは「椿」や「パンジー」や「梅」や「ぼけ」。でも「花」という上位概念というか、まとまりに気づくのは、どんな経緯なんだろうと考えます。「これ、なぁに?」と聞かれて私は、思わず「綺麗なお花だね」と答えてしまうことがあります。名前を知らないから。 具体例を沢山重ねてグループ化し、抽象化していく最中の子どもにとっては、「あそこに咲いている、小さな黄色い花」のことを「はな」という、そんな風に覚えてしまわないか、心配です。ごめんなさい、こんど調べておくね。そうして自分でも改めて知った名前は案外忘れないものです。ありがとう、お陰でこちらも一つ賢くなる機会がいただけました。「あっちにも、沢山花が咲いているね。あれは、たんぽぽっていう花」という風に、なるべく多彩な言い方をしていくと良いのではないかしら?(猫っていう動物。熊っていう動物…。でも何だか不自然な会話になりそうです) そんなに悩まなくても、子どもはきっと自分の力で抽象化していくんだろうな、と改めて思います。スゴイ力ですね、具体物をグループ化して理解していく力というのは。そんな子どもの「知りたい!」というエネルギー。ごまかさず満たしていく機会を、たくさん作りたいと思います。