花という花2008/03/26 00:21

「花」という名前の花はありません。あるのは「椿」や「パンジー」や「梅」や「ぼけ」。でも「花」という上位概念というか、まとまりに気づくのは、どんな経緯なんだろうと考えます。「これ、なぁに?」と聞かれて私は、思わず「綺麗なお花だね」と答えてしまうことがあります。名前を知らないから。 具体例を沢山重ねてグループ化し、抽象化していく最中の子どもにとっては、「あそこに咲いている、小さな黄色い花」のことを「はな」という、そんな風に覚えてしまわないか、心配です。ごめんなさい、こんど調べておくね。そうして自分でも改めて知った名前は案外忘れないものです。ありがとう、お陰でこちらも一つ賢くなる機会がいただけました。「あっちにも、沢山花が咲いているね。あれは、たんぽぽっていう花」という風に、なるべく多彩な言い方をしていくと良いのではないかしら?(猫っていう動物。熊っていう動物…。でも何だか不自然な会話になりそうです) そんなに悩まなくても、子どもはきっと自分の力で抽象化していくんだろうな、と改めて思います。スゴイ力ですね、具体物をグループ化して理解していく力というのは。そんな子どもの「知りたい!」というエネルギー。ごまかさず満たしていく機会を、たくさん作りたいと思います。

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