夢を持って2009/03/19 22:07

 今日は卒園式。暑いくらいの良いお天気でしたね。9時少し前から登園してくる子ども達。「お早う。今日はおめでとう。」笑顔の一日の始まりです。全員が集まると、最後のお御堂参りがあります。最後ですから、何かしっかり仏教的裏付けのある事を話そうと思いました。結果話したのは「四諦」のうちの最初、「苦諦」。世の中には、思い通りにならない事がある、という事です。そして、それに打ちのめされないことが大切だ、ということ。…いや正確には「打ちのめされてもいい」のです、また立ち上がるために。「小学校は楽しい所ですよ」というような、手放しで生半可な事は言えませんし、言うべきでもないと思っています。苦しい時には、まず一旦、自分の感じている・置かれている辛さを認める。そしてその中で生き抜いていく。そして、思い通りにならない世の中だからこそ、「夢を持つ」事が出来るんでしょうね。  目的に対応する決められたルート・道筋があって、そこを一歩ずつ進まなければゴールに着かない。こうすれば、絶対うまくいく。世の中、そんな見切れる物ではないのだろうと思います。「何故か」うまく行くことがある。「何故か」うまく行かないことがある。1人で生きているのではないのですから、「自分の人生を見切ろう」と思うことが如何に不遜なことかは明らかなのですが、見切れないと分かるからこそ、夢を持つことができるのだと思います。(つづく)

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