おもちつき2007/12/05 11:17

本当は、もっと直ぐに申し上げるべき事なのですが、去る1日のお餅つきでは、多くの方々にお力をいただき、楽しい一日を過ごすことができました。ありがとうございました。 「明照のお餅つきは大変よ」というのは、実に私が在園の頃(35年前!)から言われているそうですが、ある意味「そう思って」「よし、やろう!」という方々がいらっしゃるからこそ、ほぼ同じ形で続けてこれたのだろうと思います。「面倒くさいことはしたくない」という風潮は、常に社会の一部に流れているのではないかと思いますが、それを「面倒」と捉えず「価値あること」と思って、子どもたちのため、と思って下さるのは本当に有り難いことです。 とはいえ、して頂くことについては、35年前よりもずっとスマートになっていると思います。年々の蓄積・アイデアが活かされているからです。 今年は、園舎が変わって初めてのお餅つきで、場所の感覚など新たな試行錯誤が沢山ありました。また7クラスというのも久々。タイムテーブル作りも苦労がありました。 でも、そんなことは子どもたちの「よいしょ!」の一声で、お相撲さんを見上げる瞳をみるだけで、ニコニコお餅を食べる姿で、吹き飛んでしまいます。お天気にも恵まれ、本当に楽しい一日でした。お手伝いいただいたお父様、お母様方、そして役員の皆様、本当にありがとうございました。

銀杏の花びら…イヤ葉なんですが2007/12/14 18:51

経は本当に快晴、よいお天気でした。(昨日これならば最高だったのに…!)朝の自由遊びを延ばして、たっぷりお庭で遊んだ子も多かったと思います。とにかく風が吹く度に「ざわーっ」と葉が散ってくる。まるで金色の雨のようです。 それと補色にある真っ青な空。思わずシャッターを切りまくりました。幼稚園のイメージ写真にでも使える感じ。空を見上げている子もたくさんいました。 そして…掃き掃除の朝が続きます。

お荷物整理2007/12/20 23:41

 先生方も全員帰り、幼稚園は冬休みに入りました。昨日は「お荷物整理」。子ども達が、1学期館使ってきた部屋や、みんなで遊んだ遊具を洗いました。年少組は年少組なりに、年上の子たちはそれぞれに応じて。いつも思うのですが、子ども達は「大掃除」が好きです。みんなでワイワイと、雑巾がけなどしている姿はとても楽しそうです。これが家庭だと中々やってくれない。意欲的でない。きっと行為自体はそう違わないのでしょうけれど、やはり雰囲気が違うのでしょうね。 よく子育て本で「子どもに家庭内で役割を」と言われますけれど、大人と同じ責任を持たせるのは、やっぱり難しいのだろうと思います。どこか、ほんの狭い部分でもいいから、やり遂げること。それが子どもにとって「できた!」という実感と自信に繋がるのだろうと思います。「たったこれだけ?」と子ども自身が思うような範囲でも、継続していくのはそれなりに大変なこと。冬休み、「ここだけは!」という場所を用意してあげたいものです。

知ることは、変わること。2007/12/23 02:13

既にかなり前の本だけれど、改めて『バカの壁』に出てくる、この言葉を噛みしめている。思えば丁度1年前の今頃、「来年から園長だ」と言われ、「はい」と答えたものの、それが見ているとなってみるとで大違いな事に気がついたのが、この1年ということになろうか。 本当に色々なことに出会い、色々な人に出会い、いろんなことを知り、変えて(変わって)きた1年だった。 変わることと成長することは、必ずしもイコールではないのだろうけれど、あれこれ模索したり、寄り道することで結果的に「豊か」になっているのだとは信じたい。 さて最近では義務教育ということを考えることも多い。勉強と遊びの違いは、7月頃散々考えたけれど、そのことが肥やしになって今は結構見えていると自覚している。「教育機関ですから」と一緒くたにしていたものが、分けて考えられるようになってきた。つまり、自分のものの見方が変わった。 結局、「変わる」ことの端緒はこの「ものの見方」なのだろう。「自分の頭で考え、自分の言葉で語れ」というお題目は、今や絶対的な価値を持っているように見えるが、「考える」ということが既に「取り込む・知る」ことをベースにしているのだから、厳密な意味で「独りよがり」は有り得ないのだ。そして「確立した自己」なんてものを求めることも無意味なんだろう。常に知り・変化し続けるのが「生きる」ということなんだから。 多分こうなんだろうな。こう想定して行こう。自分に変化の余地を自覚しながら生きて行かれれば、きっと将来にも期待が持てる人生になるのではないだろうか。とか考える。