日の出を見に行こう!2008/01/04 12:53

 昨日から「キャンセル出ましたので」ということで海岸近くの宿に泊まることができた。目的はズバリ「日の出を見ること」。文京区からはほぼ望めないし、東京タワーや池袋サンシャインは1日のみ早朝営業だから、日の出を見るには「早起きして車で出かけて…」と考えていると、それだけで「うーむ、難しいな」となってしまう。 ほぼ見渡す限りの水平線。最近読んだ『地平線の見えるところ』(長新太)ではないが、本当に「地球って丸いんだなぁ」と感じさせる風景だった。 朝6時に起きて、30分ごろには海岸へ。もう夜は白々と明けてきていたが、まだ太陽は見えない。待つこと10分、20分。低い雲の端っこがオレンジ色になったと思ったら、眩しい光がまっすぐに刺してきた。 おお、枕草子の世界だ。実は春の「あけぼの」と冬の「つとめて」の区別がよく分からないけれど、とにかく4つの季節のうち、2つを「朝」にもってくることからしても、やっぱり朝は嬉しいものだ。 宿に戻る背中が、日を浴びて温かい気がしたのも、まんざらでもなかった。