家族の練習問題2012/08/10 14:16

久しぶりに、本の紹介です。ふと出会ったこの本ですが、なかなかイイ問題がそろっています。それはつまり、究極的に「家族とは何か」を考えることに繋がっていると思うからです。私たちがふだん、子どもと接する時に基準にしているのは、案外「自分はこう育てられた!」という経験だけだったりします。もちろん、色んな本とか講演とかで勉強するのですが、それらを実践するのはなかなか難しい。それは「勉強の場」と「生活の場」という区切り意識が働いているからではないでしょうか。◎しかるに、ここに出てくる様々なエピソードは、それ自身は「他人の話」なのですが、掘り下がっていくテーマが深いので、「自分は、自分なら?」を否応なしに考えさせてくれる気がします。◎ということで、これとても気に入りましたので、何か保護者の皆さんにもご紹介できないかな…と準備しています。「暇だけど読む本が決まらない~」という方は、ぜひ手にとってどうぞ。団士郎『家族の練習問題』(講談社プラスアルファ文庫)です。

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