学期を終えるにあたり2012/12/18 11:29

HNK出版の楽譜
 寒くなったと思ったら小春日和と、園庭の紅葉の葉さえ、「どの色にしようか?」と迷っているかのようなお天気です。子ども達は今日「お楽しみ会」で、学年みんなで遊んだり、一緒にお菓子を食べたりして穏やかに過ごしています。
 さて、最近の大ヒット(私的に)は【花は咲く】です。NHKの東日本大震災プロジェクトで使われている曲で、今までにも耳にしていた筈なのですが、この間ふと聞いたピアノ版で、じぃんと来てしまいました。震災がきっかけで出来た曲ではありますが、未来があるということ=だれにでも根源的に共通すること=を思い起こさせられます。今朝の「お早う」と挨拶する一瞬の中に、「ああ、この子の花も咲きますように」「ああ、このお母さんの花も咲きますように」…いつか散ることを知りながら、でも咲く。時間のスパンは短いけれど、人と同じ運命を持つ花が、子ども達に、そして挨拶している自分自身に、重なって見えました。
 2学期、子ども達はたくさんの行事を通じて、「友達と一緒に作り上げる、一緒に過ごす」ことを経験してきました。そして大きく成長したと思います。辛い事があっても、それを終えた・越えた時には過去の自分から遙かに成長した自分に気づくものです。4か月という短い間に、人はこれ程までに変わるものです。
 もしかすると、死という「究極の変化」があるから、人は「成長」するのかもしれない、と思いました(死なないのなら成長の必要はない)。また改めて。

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