教養2011/02/01 11:59

 今日は文京シビックセンターでPTA連合会の講演会が行われています。私は園に戻っていますが、きっと素晴らしい講演がなされているのだろうと思います。講師の先生のHPは拝見したことがあり、その中で私が感じたのは「教養の大切さ」です。最近は大学までも「就職のために…」という傾向が強まっていますが、専門というのは教養が下支えしていないと迷走しがちなのではないかと思っているのです。もちろん、大学には教養課程というものがありますが、どうも軽視されているのではないか、と感じます。日本からの留学生が減っているのも「就職活動が早期化しているので、そんな余裕がない」という理由のようです。教養がないことは「入社後の余裕がない」に繋がってしまうと思うのですが…。伸行さんは、目は見えないけれどお母さんにたくさん美術館などに連れて行ってもらったそうです。そして一生懸命説明してもらった。それが良かったと言っているのです。幼稚園では将来、音楽に親しむ企画を考えています。「すぐに役立つこと」が大切なのは当然ですが、「より良いものにしていく」「新しく作り出す」には、幅広い教養が必要です。直接・目の前の生活に役立つ・立たないではない視点を持つことも、親の大切な役目ではないかと思うのです。