春の遠足 ありがとうございました2013/05/24 17:07

先生のお話が始まる前に集まります
 本年度は好天に恵まれ、暑い中での遠足となりました。保護者の皆様、毎度のことながら本当にありがとうございます。戻ってからどなたかとお話しましたが、園長も相当やけました。
 数年前から、子ども達はおもちゃを作って遠足に行きます。紙で作った、他愛もないといえばその通りの物です。しかし、子ども達は本当によく遊び込みますし、展開・改善していきます。「あれ1つで、これだけ長時間遊べた」というのは、子どもが手を加える余地があるからではないか、と思います。
 また、終わった後には職員でゴミ拾いをしておりますが、ゴミの量が年々少なくなっていることを実感しております。特にクラス会等でお話していないのですが、お母様方の中に伝統的に引き継がれているのかなぁ、と思います。「ゴミが落ちていても知らん顔」の子どもにしたいと思う親御さんはいらっしゃらないと思います。その都度きちんと心がけて下さっているであろう事、感謝申し上げます。

子どもの規範2013/05/21 10:54

みんなで声を揃えて読みます
 今年の年長さん達は、『子どもの規範』という本を一冊ずつ持ち、朝の時間に読んでいます。極々常識的な、というか真っ当な観念ですが、それが改めて言葉に凝縮されて載せられています。今日、その様子を見て感心しました。「自然」というテーマで、「自然を大切にしましょう」…「どんな事なのかな?何を、どうする事かな?」先生が考えの筋道を示します。いろんな答え(具体例)挙がりました!「朝顔に水をやる!」その通り。「魚に石を投げない」その通り。「海や川にゴミを捨てない」素晴らしい。そういった一つ一つの具体的な生活シーンの共通項として「自然を大切に」という言葉が肉付けされるのですね。また、それを通して「自分なりに考える」準備をしているのでしょう。●ちなみに、次に出た意見は「池にゴミを捨てない」でした。水という共通項で類推したのですね。素晴らしい。この、「連想の力」は会話やコミュニケーションに欠かせないものですね。●年長さんが、お家でこれ関連の話をしたら、大袈裟なくらいに喜んで会話のネタにしてあげて下さい。今日出た話は、子ども達の持ちネタとして、それ以外の話を拡げる方向で、お願いします。

キーワードは同じ2013/05/20 14:23

吾 ただ足るを知る
 今日は、第2回の「子育てカレッジ」が開催されました。小さい子たちは園内で一旦お預かりし、有志のお母さん方に、子育ての知恵を学んでいただこうというものです。講師は吉田恭子先生。テーマは「夫婦のはなし」というもので、「(あらゆる意味で)ひとりで子育てしない事の意味や意義(歴史を重ねて来た中での合理性とか含めて)」をお話いただいたようです。人類が発生してから、いろんな環境の中で生き延びるために身に付けてきた、まさに命がけの知恵なのだろうと思います。
 私は講座修了後、振り返りに混ぜて貰っただけなのですが、「寛容さ」がキーワードだったのが印象的でした。というのは、先週の大年先生の研修会(月に1回行っているのです)でも、「寛容さ」が挙がっていたからです。「思い通りにならない人生・世の中」という出発点から考える。「便利」というのは「思い通り」に近づく道ですけれど、完全な「思い通り」はあり得ない。「ま、いっか。それも、ありだな。」そんな知恵が時に必要なのだろうと思います。

知ってるよ!できるよ!2013/05/17 11:45

とても初回とは思えない…!
 今日は年少さんにとって、初めての大年先生。お名前をクラスの先生に教えていただいたので、自信を持って言う事ができました。最初は、列になって歩き、マットを一回り。もちろん、ちゃんとできました。「ちゃんと」というのは、一緒に立って、抜かさず歩いて周り、戻ってきたら三角座りになることです。 次に「電車から新幹線になれるかな?」もちろん!走っても同じように、ちゃんとできました。僕たちも嬉しかったけれど、大年先生も嬉しかったようです。だって、ニコニコして、びっくりして、「じゃあ、みんなはこんな事もできるんじゃない?」って、沢山教えてくれたからです。
 …と、口調が子どもっぽくなってしまいました。大年先生の話し方の中で、特徴的なのは「出来ることが、"立派に"できるようになる」という言い方です。精度があがり洗練されることが、次の段階=新しい事=への準備となっていく、という意味合いでしょう。今後の体操も楽しみだ!期待させてくれる子ども達です。

あれ? おぉ!2013/05/17 10:50

小さくても形は大人と同じだ!
 今年は、池のオタマジャクシが急速な勢いで減っております。水の中の生き物は基本的に弱肉強食ですから、小さい生き物は相当な戦略がなければ生き延びられません。池というのは人工的な環境ですから、人の手で生態バランスをいじっています。つまり、水中に柵があり、分断しています。
 しかし、子ども達は知ってか知らずか、「柵を取っ払い、行き来をさせてあげたく」なるようです。その結果、生き物の真理が発現する…訳です。
 そんな中、ある子が「オタマジャクシに手が生えてる!」と発見しました。よく見ると、もう上陸したのもいます。一方まだまだウニョウニョと泳いでいるのもいるのに…。
 「みんな一緒に大きくなる」という戦略で生き延びる生物もいる。時間差で大きくなる戦略もある。それぞれが批判することはありませんし、批判はそもそも「的外れ」にしかなりません。園児達が率直に「どうして一緒に大きくならないのかな?」と思い至ることができれば、園長としてこんなに嬉しいことはありません。
 私たち人間は、むろん「同じ種」ではありますが、戦略バリエーションの多さによって、様々な環境に適応してきたのだろう・繁栄してきたのだろうと思います。その多様性を認められることが、人間性の豊かさというものではないかと思います。

暑いです2013/05/14 13:52

水まき。子どもも大好きです。
 今日はだいぶ気温が上がりました。野菜達もきっと喜んでいると思いますが、子ども達も元気に園庭で遊んでいます。今日は何度か先生方が園庭に水を撒き…ながら子どもと遊んでいました。大人はついつい冷房に頼りがち(幼稚園でも、主に子どものぐずりを軽減するために使ったりします)なのですが、子ども達は汗をしっかりかいて体温調節をします。この、「自分で体温調節できる」というのは結構大切なのだろうと思います。というのは、汗腺の発達には臨界期(時期的な限界)があり、ある時期までに発達させておかないと、刈り込まれていく(手遅れ)対象だからです。熱の溜まりやすい子は、やっぱりボーッとしてしまうでしょう。そうならないために、今の時期から汗をかける体を作ろうと、なるべく外で遊ぶ時間を取ります。園庭でお帰りを待っているお母さん方には辛い時間と思いますが、子どもの成長のために、意味のあることなのです。

本を強くする2013/05/13 10:57

手作業でカバーをかけていきます
 本と言っても内容の紹介ではないのですが…パート2。●今日は、業者さんに来て頂いて、「本の強化」をしています。残念ながら幼稚園の本というのは、家庭よりも寿命が短いことが多いのです。それだけ子ども達が頻繁に読む(そして、読む以外の遊び方をしている子もいる…)からです。そこで、図書館などでも行われている「カバー掛け」をしてもらっているのです。思えば結構な量があります。今日は図書コーナーから始まり、明日いっぱいには全クラスの本について終わるだろう、との事。●ちょっと見学させていただいたのですが、その手際の良さに見とれます。丁寧かつスピーディーです。単純作業と侮るなかれ、ですね。専用の機械にも男子としては惹かれるところ。色々聞きたくなるのです(そして、スイッチを入れたくなるのです)が、邪魔にならないよう拝見させていただきました。●ともあれ、これで本の寿命がかなり延びることが期待できます。たくさんの子ども達に本に親しんで欲しいと思います。

お誕生日2…カラスが…2013/05/11 12:17

これは卒園生のいたずら。面白かったので
 今日、人生で初めて「舞台に上がる」という経験をした子達がたくさんいました。上がると分かるのですが、何と言っても視線がぎゅっと集まってきて結構な迫力です。人間に白目があるのは、視線の向きを知らせる(あなたを見ているよ、というメッセージ)ためと言われますが、それだけ人間というのは視線に敏感にできているのでしょう。
 ですから、子ども達の緊張はいかばかりか…と思います。いろんな反応が可愛らしく感じます。
 今日も、1人の子が場の雰囲気を感じて、感極まったようでした。暫く泣いていたのですが、先生が抱っこしていたら落ち着き、気がついたら「頑張れ〜!」とカブの引っこ抜きを応援していました。「今ないたカラスがもう笑った」というのは「子どもが日焼けして真っ黒で、烏のよう」から来ている言葉で、烏とはずばり子どもの事なのですが、まさにその通り。機嫌がコロコロ変わるのが、子どもの特徴でありいい所なのでしょう。

お誕生日1…歌っていいなぁ…2013/05/11 12:06

これは、先生方の劇
 今日は年度最初のお誕生日会。生憎のお天気となってしまいましたが、多くの保護者の方にもお越し頂き、活気溢れる会になりました。
 まず、みんなの歌が素晴らしかった。入園してからこれまで、何度も声を合わせてきた歌。特別な日の特別な場所ですから、きっとドキドキもしたでしょうけれど、歌いきることができました。そして、年長組のお母さん方のうた。2クラス合同ということもあり、また様々な想いもよぎった事と思います。子ども達より一足早く「一緒に歌うのはこれが最後」を迎えますが、それをよく分かっていることもあり、胸に迫る歌声でした。短い期間で仕上げるのは本当に大変なことと思いますが、やはり気持ちがまとまっている、という事なんだな、と思いました。
 お母さんとして、時に先輩として、子ども達の一番近くにいて下さる。本当にありがとうございます。

嬉しいです!2013/05/09 19:57

 先週から保護者の皆様にお願いしている「褒め言葉大全集」ですが、今日みてみたら投稿がありました!とっても嬉しいです。お手紙にも書きましたが、「多くの保護者さんが集うということは、多くの子育ての知恵が集まるということ」と思います。それをうまくすくい上げて形にできたら…という発端のアンケート。よかったら、ぜひご協力下さい。