綱引きオーエス!2006/10/03 00:39

 運動会の競技は、それこそ沢山あるけれど、結局単純な、昔からあるものが「運動会」としては相応しいのではないかと思っている。オーソドックスだけれど、見ていて思わず力が入る。声が出る。子ども達が全力を出しているのが良く分かる。そんな競技。 で年中組は「綱引き」が種目。2クラスの対抗意識も高い。練習が一通り終わってホールへ呼ばれてみると、片一方の組が残っていて、「先生に挑戦する!」という。流石に1対18じゃ勝負にならないだろうと思ったけれど、やってみました。…惨敗。靴の床面積がきっと10倍位あるんじゃないだろうか。全くふんばりが効かなかった。でも子ども達にアドバイス。「大きな声を出すと、その時いっしょに大きな力も出るよ。クラスみんなの声と力が合わされば、きっと勝てるんじゃない?」負けて言うのもなんだが、話をしてみた。 …2クラスあるって、本当にステキ。全員の声の大きさが、きっと学年としての力なんじゃないだろうか、と思ったりする。

終わりましたぁ…!2006/10/08 21:20

 おかげさまで、本年度の運動会は無事終了いたしました。前日夜半まで降り続いた雨を見て、「まさか出来ないだろう」と思われた方も多かったのではないかと思いますが、どっこいお父さん・お母さんパワーで開催にこぎ着ける事が出来ました。 朝5時過ぎに下見に行ったのですが、丁度本部(トラックのゴール前)あたりが大きな水たまり、その他にもいくつも「小ちゃな池」が出来ていました。とりあえず箒で掃いてみたものの、10分後には「徒労」の文字が頭に浮かびました…。 大がかりな機械とか、薬とかスゴイ道具とかは使わなくても、多くの方の「やろう!」という意志が、あの短時間で会場を使えるまでに持って行ってくださったと思います。 お陰様で本当に沢山の笑顔と、声援と、力と、ドラマある運動会になりました。重ねまして御礼申し上げます。「早く帰って、ゆっくり休んでね〜!!!!!!」と、今更ながら再度申し上げます。

「がんばることを教えたい」2006/10/12 00:04

 私自身がそう発言した覚えはないのだけれど、私の紹介として、「がんばる事を教えたい」という言葉が使われていました。きっとインタビューアの方が、そんな事を解釈して下さったのだろうと思います。それがメディアにのって、とあるメルマガで批判がされていました。曰く「それは親がかりで子どもを頑張らせるという、教育家族の失敗の物語が、ここで、これから繰り返される家族の姿を見るからだ。」あらあら、ずいぶんな言われようですね。 恐らく、紋切り型の「頑張る子どもしか認めない家族→子どもが期待に応えられなくてパンク→問題行動」という想定をされているんでしょう。  やれやれ。子どもが頑張る時。それは、等身大の(つまり、丁度良い)目標を見つけた時です。もちろん、初めて行うことは「丁度いい」かどうか、分かりません。手探りです。そんな時、親が「がんばれ」と声を掛けた。これは、「さぁ行こうぜ!」程度のものじゃないのかしら?子どもが何かに挑戦する。その後ろ姿に何と声を掛けられるか?  大体、無理なときは動きませんよ、子どもは。本人がギブアップしたら、「じゃあ、今日はやめよう」という度量はありますよ、大抵の親は。相手は自分じゃないんだから。  問題は、「がんばらせる事」ではなくて、「自身の思い通りにならない事」を認められない度量の狭さでしょ。坊さんは、いつも言ってますって。「自分の思い通りにならない事、多いです。それが人生ですから」って。 …長文お付き合いありがとうございました。

ないないづくし2006/10/14 12:44

 今日はお天気もいいので…多摩地域に来ています。私は勉強、家族はお楽しみ。近くまで車で来て、夕方また合流しようという計画です。道中子どもの好きな曲をかけながら来たのですが、替え歌大流行りで「俺達〜河童じゃない〜皿が〜ない〜」と、2人して歌っていました(私は聞いていましたよ。念のため)。  「ない!」という言葉、大好きなんですね子どもは。最近下の子は何かに付けて「いや、僕は…」と、まず否定語から入ったりして。彼なりのスタイルとまで言えそうな勢いです。  そういえば、子どもに反対語を尋ねて「高いの反対は?」「高くない」。「早いの反対は?」…もちろん、「早くない」でした。言いたいことは通じるけれど、それって貧困だよキミたち。きっちり観察してデータをとったら、結構面白そう。「否定語”ない”の出現について」とか論文書いたりして。

消防署にて!2006/10/18 22:56

 昨日は年長組さんだけで、近くの消防署見学へ行ってきた。歩いて20分程度、特別訓練期間との事だっったが、快く見学を受け入れて下さった。避難訓練は園内で行ってはいるものの、大人達が本物の道具を使って行う訓練は、迫力が段違い。大人達が走り回り、大きな声で指示をしたりして、その力強さ、スピーディーな動きなどは、子ども達を釘付けにした。 また消防車の大きさにも驚き。町中で目にする時は、走り去ったり近づいてはいけない状態だから、滅多にない機会だけれど、子どもを前に立たせると見上げるばかりの大きさ(特にはしご車)。防火服(のコドモサイズ)を着せて頂いて大喜び。仕事の大変さと共に、あこがれを持った子も多かったようだ。中学校でも職場体験を行っているけれど、幼稚園で色々な職場を見学するのはとってもいいね。

裸足でGo!2006/10/20 22:31

 今日は全園児、保護者の方々に付き添いを頂いて川越に「お芋掘り」秋の遠足に行ってきた。実は10年程前、畠に入るスタイルは、相当な重装備だった。「汚れちゃいけない…!」というのがポリシーであるのがよく見えていた。しかし、あるお母さんの一言を、私は今でも覚えている。 「汚れたら、洗えばいいのよ」。その通りである。折角バスに乗って、高速道路に乗って、交通費も無論払って、手に入ったのがお芋だけでは勿体ない。早速次の年から「裸足で畠に入りましょう(3H運動?)」を開始。畠の柔らかさとか、暖かさをしっかり感じることができるようになった。その後「栗のイガが落ちている所もある」という経過も超え、ビーチサンダルで、畠に入る時脱ぐ、というスタイルが定着してきたように思う。 もちろん、それぞれのお家のポリシーで行動していただいて結構なのだが、「来たからこそ出来る事」を探し、見つけている方が、より豊かな経験になると思うのであります。

生きる力とは…!2006/10/26 11:58

 この間、勉強していたら久しぶりに「生きる力」の定義を見た。これって、「自分で問題を発見し、考え、発表する」みたいな事ばかりが自分の中でクローズアップされていたが、改めて本で読むと、3点があることに気づいた。 1.問題解決の能力;世間で最も取り上げられるもの。 2.他人を思いやる、感動する心;おお、ちゃんと気持ちとか心とか、取り上げているんだ。 3.たくましく生きる健康や体力;今までは、きっと言わずもがなだったんだろうな。 と、ここまで来たとき思ったのは!「やっぱり、知育・徳育・体育じゃないか」しかも、徳育体育については目新しい所なく「当たり前」のこと(だから1がクローズアップされるんだろう)。問題はこの3者のバランスの悪さであって内容はその次ではと思ったりするが…