お手伝い2010/06/16 10:24

「子どもは働きながら学ぶ」という言葉があります。大人に向かって成長してゆく子どもが、その準備として「大人のすること」に興味を持ち、やってみたい!と思うのは自然な事だと思います。

 さて今朝は、雨が降ったり止んだりで「園庭に出て遊んでもいいだろうか?」に悩む空模様でした。一旦雨が上がったので、先生達に頼んでブランコなどの準備をして貰いました。ジャングルジムなど鉄製のものは、水滴がついていると滑って危ないこともあり、使う前には全部から拭きします。せっせと拭いている先生の姿を見て、何人かの子どもが「僕もやりたい!」と申し出て手伝ってくれました。「先生と同じ事をしている!」って、ちょっと誇らしい気分なのかも知れません。また他所では「流しが詰まってます〜」とのご報告。先日、開通させてメンテしたのを見ていたのでしょう。私が適任だと、すぐ判断して呼びに来たのですね。

 正式名称不明、通称「きゅぽきゅぽ」を使い詰まりを取り除きます。またすぐ下の砂溜まりにたまった砂を掻き出します。最初は「船頭多くして…」状態だったのですが、いつの間にか順番というルールになったようです。威勢良く手伝ってくれました。

 残念ながら雨が再び降り出し、子ども達が作業を完了させることは出来ませんでしたが、なにきっと彼らは将来大きくなって、トイレだの流しだのの詰まりに格闘することもあるでしょう。「大丈夫、任せといて」と、取りあえず言いたくなる素地はできたと思います。