改めて宗教を評価したい2010/11/09 10:45

宗教、というと身構えてしまう方もいるとは思うのですが…。改めて宗教の価値を評価したい。この所櫻井よしこさんの本を読んだり、youtubeを見たりして、改めてそんな事を思いました。世界の殆どの国は、濃淡はあっても宗教を持っている人が多く居ます。そして、持っていない人たちもいます。根源的には「人間には限界がある。人の力の及ばないところがある」事を思い知るのが宗教だと思うのですが、それを取っ払ってしまうと、限りなく増大する欲のままに生きなければならなくなる。そんな姿を思いました。 日本でも長く「宗教」というと胡散臭い物と感じられていると思います。それは宗教者の責任が大きく、その決算が今迫っているのではないかと思います。しかし、あたかも人生に熟年があるが如く「エコノミックアニマル」と呼ばれていた時代は終わり(次のエコノミックアニマル国が出ているかのようです)、落ち着いて「人間というもの」を捉え直すべき時期なのではないかと思います。宗教・宗派が何であるかは構わないと思います。ただ、先ほどの「根源」を共有できるか。それが大切なのだと思うのです。