年度最後のおはなしぱたぽん2012/03/07 21:13

今日は、ぱたぽんさんのお話会。私も『しゅくだい』を演じさせていただきました。その中で紹介されていた『』、スゴイです。物が達が進むために「ページをめくる」という作業が本には付きものですが、それを超越しようと試みた感じです。内容は見てのお楽しみですが、電子書籍からのUターン先取りといった感じでしょうか。目の付け所が面白いです。さて、その本を題名をうろ覚えだった園長は、amazonで「こんなかな?」と検索してみました。すると!結構実験的というか絵本ならではのものがヒットしました。『まるまる』とか『ころころころ』とか。数学上というか論理上にしか完全な円はないわけですが、そこから発想を得ていろいろいじくっている本です。一種のファンタジーかも知れません。絵本の可能性、広いんだなぁと感心した一日でした。

お天気相談センター2012/03/09 11:54

昨日は、寒い中お別れ園外保育へ、多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございます。先週は雨の翌日、今週ははっきりしない天気と、どうも振り回されてしまいますが、連絡をお待ち頂き、行動して下さるのは本当に有り難いと思います。解散後の昼食も、多くの方が残って下さり、子ども達もさぞかし嬉しかっただろうと思います。 さて、今の時期は「卒園遠足」に行く幼稚園も多く、色々聞いてみましたら、一番遠いのは「ロマンスカーで箱根!」でした。年長児と先生・園長先生で行くのだそうです。他にも「文京シビックの展望台」「皇居まで歩く」など、園ごとにいろいろな催しがあるようです。面白いと思うと共に、新機軸があれば試してみたいと思います。しかし一方、昨日も申し上げたように、「年長さんから教えて貰った、見せて貰ったもの」は本当に沢山あると思います。小さな子達も、アーチをかけ、しゃがんで通る年長さんを見ながら、「私もこうなるんだな」と、きっと思ったことでしょう。そして、他所の子をシンプルに「おめでとう、がんばってね」と応援する機会もあまり無いのでは? 本当に貴重な事をしていると思います。そう、何かを引き継ぐというのは途切れないという事なのだと思います。 あのアーチは余事に代え難い。他は代えてもアーチは代えずに行いたいです。

体操参観2012/03/09 12:20

今日は、学年最後の体操参観。年長組にとっては9回目、幼稚園時代最後の参観です。毎年、色々なドラマが生まれますが、テレビやお芝居と違って、本当にその日その場所そのメンバーだから生まれる、1回限りだなぁという事を感じています。私の長女が年長の時の、最後の体操参観の様子だって、今でも覚えている位ですから。子ども達も本気。先生も本気。そして、お母さん方も本気。みんなで今日の活動を作り上げています。そして、この「本気で関わって貰っている」という感覚が、今後の子ども達を支えていくと言ったら、言い過ぎでしょうか。「あなたには、周りの人たちが本気で関わるだけの価値があるんだよ」、そんなメッセージを伝えているのだと思います。「参観」の「参」は、参加しているという意味です。「行って、見る」だけではないのです。

23年度の終わり2012/03/14 20:58

幼稚園も、もう間もなく年度修了を迎えますが、2歳児クラスのたんぽぽぐみは、一足先に最終回を迎えつつあります。最後ということで、歌とお遊戯を披露するのですが、2歳児さんですから色々とハードルがあります。「お母さんと離れて練習」という事自体が、かなりの成長の証。そして、終わったときにお母さんに抱きしめられて「がんばったね!良かったよ!」などと褒めてもらいます。そう、それは今日一日の成功に止まらず、4月からの成長に対してなのだと思います。我が子を臆面もなく、大々的に褒められる機会です。そんな機会を提供できているたんぽぽぐみ。我が園ながら、イイコトができていると思います。本当に多くの方にご理解とご協力をいただき運営しているたんぽぽぐみです。改めて関係の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。そして、4月からも宜しくお願いいたします。

卒園式を終えて2012/03/19 18:58

卒園式が終わると、幼稚園の年度は本当に終わりを告げます。この2時間ほどのために、沢山の準備をし、何度も練習し、そして沢山の人たちがお祝いしてくれました。子ども達は、まさに幼稚園という「おなか」から生まれ出て、独り立ちに向かって歩き出しました。まさしく新しい世界に向けての誕生であったと思います。一人ひとりが述べた「社会への宣言」、みんな力強かったですね。将来それが変わってもいいのです。変わっていく中で、きっと「何に」から「どんな」へ目を向けてくれるでしょうから…。何かの職業について、それでゴールではありません。その事によって周りの誰かが笑顔になる、幸せになる。願わくば、身近で大切な人が。そんな「一隅を照らす」人になる。それが本当のゴールだと思います。「主体的に社会をつくる」は幼稚園の標語ですが、一隅を照らす事は一隅を守ることでもあります。そうやって社会に開いた人間になっていって欲しいと切に願っています。幼稚園も「母校」です。どうぞいつでも、コンタクトしてきて下さいね。

スキーの習得2012/03/25 18:50

 子ども達は春休みで、スキーに行っている子もいるだろうと思います。私が初めてスキーへ行ったのは、確か中学校卒業の時でしたから、それに比べて10年位前に始めていることになります。スキー場へ行くと、小さい子たちが「かっ飛んで」いるのを見かけます。あるいは「それしかできない」からなのかも知れませんが、結構な恐怖心と戦いながら足を踏ん張っている姿には、拍手を贈りたくなります。板をはくと、普段と全く違った歩き方になります。それこそ不自由。いくら歩こうとしても進まず、却ってバックしたりして…。でも、そんな試行錯誤の中から、子ども達は前に進み、自ら決意して滑り出し、なんとか目的地に向かいます。あまり理屈をこねなくても、短期間に身に付けてしまうのです。そう、多分大人より早く。「思い通りにならない事も多いけれど、できた喜びを知っているからくり返し挑戦する」。疲れたら休む。元気になったらまた挑戦。子ども達が何かを身に付けていく王道が、ここにも展開されていると感じました。