入園考査が終わって2008/11/03 13:34

来年度に向けての入園考査が終わりました。本当に多くの方々に幼稚園のことを理解していただき、また共感いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。今年もじっくりと願書(家庭調べ)を読ませていただきました。お子様のことをよく見て、家族で色々話し合われて、丁寧に作成いただいた物であることがよく分かります。また、幼稚園に期待してくださっていることも、ひしひしと感じました。幼稚園の適正規模などを考え、選考させていただきましたが、皆様の期待に応えられるよう、一層がんばっていきたいと思います。また、このブログを読んでくださっている方も多いと聞き、個人的にも嬉しい限りです。

昔話の普遍性2008/11/10 20:48

今日は、縦割りでお御堂参りでした。お話としては秋の定番、猿蟹合戦。最近では「さるかに話」として「戦い」が抜けている本もあるそうですが、私は善悪がはっきりしている方が、子どもにとってもスッキリするのではないか、と思っています。地域・時代というバイアスもあるのでしょうけれど、人生の一面として、何か真実を内包しているのが「昔話=昔から今に伝わる話」だと思います。今日の話は、子ども達が何度も聞いてきたものだとは思いますが、それでも思わず耳を傾けてしまう。固唾をのんで聞いてしまうのは、この普遍性を感じているからだと思います。

表層2008/11/16 10:20

目で見た物事に、子どもは反応する。それは、当たり前の事です。しかし願わくば、その裏にあるストーリーや価値観も、いずれきちんと弁えて欲しいと思うのです。先日の「猿・蟹合戦」。あるシーンだけ取り上げてみれば「青い柿をぶつけられて、痛がっている」「臼に乗られて、痛がっている」と、どちらも痛がっていること自体は違いありません。しかし見ている人たちは、そのシーンの基になるストーリーを知っているので、「可哀想に」「懲らしめられたんだ」と、正反対の感情を持ちます。それは、価値観と言ってもよい事だと思います。 どちらのシーンでも、「痛がって騒いでいる者を見て、笑ってしまう」というのは、表層だけしか見えていない事の表れでしょう。そんな子ども達の様子を見て、暗澹とした気持ちになる方も多いだろうと思います。しかし、もしかすると、これは日常で大人達が表層しか見せていない事の証左ではあるまいか。物事を簡単に・単純にしか教えていないからではないか、と恐れたりもします。

保育参観2008/11/17 14:57

 今日は保育参観で、たくさんの保護者の方々が、園内の子どもの姿をご覧になって下さいました。お忙しい日々の時間をやりくりして、園での我が子の姿を見るのは、楽しみであると共に少しドキドキする事だったのではないかと思います。年少組でも「幼稚園の私」とでも言うべき人格が出ているのをちらほらと見ます。子ども達にしても、「幼稚園にお母さん・お父さんが見に来た!」というのは少しくすぐったい感じがするようです。 ともあれ、前回の参観とは違った一面が見られた筈です。いつもながら、子ども達の集中を乱さないよう、お気遣いしながらの参観は大変だったと思いますが、改めて御礼申し上げます。子ども達の長所、たくさん見つけてたくさん誉めてあげていただきたいと思います。

絵本を読んで貰った…!2008/11/18 20:07

今日は、PTA連合会の第2回講演会でした。「子育てに絵本を…」といった内容で、とても充実していたと思います。中でも私が新鮮だったのは「読み聞かせして貰う立場」に久しぶりになったことです。ご紹介いただいた本は名作ばかり、ポピュラーなものが多かったのですが、普段は読み聞かせる側になることが殆どなので、ゆったり話を受け取るのは、とても心地よいものでした。常任委員のお母様方、本当にご苦労様でした。ありがとうございます。 幼稚園の図書コーナーにも、何冊かご紹介いただいた本がありますので、お時間がありましたら是非!手にとっていただけると幸いです。 そして改めて、「本の読み聞かせ」が親子の絆を作るのだという想いを強くしました。先生も仰っていたのですが、「1ヶ月同じ本でもいいから、聞かせてあげて」。その時間を作ること、作れる余裕が大切なのだろうと思います。本の可能性って、本当に大きいですね。 そして同時に、素話をもっと鍛えてお御堂参りに臨もう、と決意したのでした。

AED講習会2008/11/26 20:00

今日は、お母さんを対象としたAEDの使用法などを含めた講習会が行われました。講師は現役のお母さん。子育ての傍ら、いろんな場所で同様の講師をされているそうです。せっかく設置した器械、いざという時に役立てるためにも、「使い方を知っている」方が多いのはとても大切なことだと思います。今では消防署や「防災館」でも同様の講習が多く開かれているようですが、子ども連れではなかなか参加できないのが実情でしょう。倒れている方を見つけた!から救急隊の到着まで、ひととおり教えていただきました。実際に目にすることは希なのかもしれませんが、いつか・誰かの為に役に立てるということは、とても大切なことだと思います。手を貸すことで救える命があるのならば、何かをしたい。それは貴い心だと思います。講師のお母さんからは、「今後も要望があれば行いたい」というお言葉をいただき、本当に有り難いと思いました。また時期を見て計画したいと思います。参加いただいた皆様、講師のお母さん、本当にありがとうござました。