混色について2010/06/11 10:44

年少組の子どもから、驚きと共に疑問の声が上がりました。「絵の具って、混ぜると何で色が変わるの!?」 もっともな質問です。そして、「色」という概念ができている事を嬉しく思います。しかし、これを説明するのはなかなか難しい。

 色には「自分で光っているもの」「反射しているもの」の2種類があります。真っ暗な部屋では、リンゴも「黒く見える」、イヤ見えないのですが、要するに光源がなくては見えないものが「反射しているもの」です。テレビはディスプレイ、ネオンなどは自ら発光しているのですが、子どもが扱う大抵の物は、反射で色が出ています。

 視神経がどうこう、という話もあるのですが、分かりにくいのは「白マイナス何か」の結果として「赤く見えている」という仕組み(減色)です。白い(透明な)光が物体にぶつかり、吸収されなかった色(詳しく言えば、特定の波長の電磁波)が「色」として見えているという事なのです。だから!いろんな色を混ぜていくと、それだけ吸収される色が増えて、結果として黒(何色も反射しない)に近づいていくという訳なのです。

「吸収された」つまり、無くなったということを幼児に示すのは、とても難しいことです。そもそも「白」という光だって、きっと分からないでしょうし。なので、子どもとしては「よく分からないけれど、スゴイなぁ」で良いのだろうと思います。大人として、もし聞かれたら、(一応)話して上げられるといいですね。(実際には、「じゃあ、色々やってみよう、色だけに」と遊んでしまう方がよいと思います)下記は参考に(小学生向けです)

http://web.canon.jp/technology/kids/mystery/m_04_04.html

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