運動会練習点描2009/09/24 11:09

連休明けですが、心配していたインフルエンザの状況も杞憂となり、子ども達の運動会練習に熱が入ってきました。子ども達の状態というのは、表情・声の大きさ・動きの器用さによく表れるのですが、全学年練習をしていると大きな声が響いてきます。特に年長組は園庭で練習しているので、近所にはゴメンナサイ…と言うほどの賑やかさになっています。また、揃ってかけ声を掛けるのは気持ちのよいもの。それ自身が子ども達の気持ちを盛り上げてくれます。 願わくばこのまま、欠けることなく当日を迎えられるといいのですが、さて如何。お天気の神様と幼稚園の仏さまに、お祈りします。

強くなったから!2009/09/25 10:06

園庭で転んでしまったりして、傷の手当てをする場合は、職員室で行います。外への出口、私の座席のすぐ側で。今日も膝をすりむいてしまった女の子がやって来ました。「はい、ここ、綺麗にしようね」先生が声を掛けます。「私ね、もう泣かないの」そう、我慢できるんだね。「たんぽぽさんの時は泣いてたけどね」「そうか、お姉ちゃんになったんだものね、強くなったのね」。子どもは、時として自分のことを客観視します。そんな時、自らの成長を感じているのでしょう。まぁ「成長」という程抽象的でなくとも、「昔の私とは違うわよ」という自信と力を感じているのでしょう。その健気さが私は尊いと思います。 手当がすんで、ケガのことなどまるっきり忘れてしまったように走り出す彼女。見ている担任は、きっと二重の喜びだったことでしょう。

園児との会話を楽しむ2009/09/25 14:40

あるクラスでのこと。子どもの様子を見に入っていくと、「園長先生、150歳でシンダー」と、何だか口を揃えて言っている。うんうん、構って欲しいんだね。何か大人にインパクトのある事を言いたいんだね。順に聞いていると、お互いオッズを上げるというか、エスカレートしていくのが見える。ついには「園長先生、0歳で生まれて赤ちゃんでシンダー」に至った。そこで質問。「ねぇ、シヌってどういうこと?」一瞬虚を突かれる子ども達。主導権を握られていることに気づかない(ここが可愛い)。「えっとね、天国に行ったってこと」。「ふーん、いいなぁ、天国ってどんな所?」「あのね、幼稚園みたいに広くて、雲で出来たジャングルジムとか、雲の鉄棒とか、雲のブランコとかあって、雲を食べられるの。みんな行くんだよ。それから下が良く見えるんだ」そうか、良い所みたいだね。軽々しく口にする「シンダー」は、やはりそれなりのイメージしかない。こちらが子どもの戦略に乗らなくてもよいのだ。大人が慌てるのを見たい子は、何か寂しさを抱えているのかも知れない。 それはともかく、子ども達が幼稚園を気に入っているのが分かって嬉しかった、天国の主としては。