あれ? おぉ!2013/05/17 10:50

小さくても形は大人と同じだ!
 今年は、池のオタマジャクシが急速な勢いで減っております。水の中の生き物は基本的に弱肉強食ですから、小さい生き物は相当な戦略がなければ生き延びられません。池というのは人工的な環境ですから、人の手で生態バランスをいじっています。つまり、水中に柵があり、分断しています。
 しかし、子ども達は知ってか知らずか、「柵を取っ払い、行き来をさせてあげたく」なるようです。その結果、生き物の真理が発現する…訳です。
 そんな中、ある子が「オタマジャクシに手が生えてる!」と発見しました。よく見ると、もう上陸したのもいます。一方まだまだウニョウニョと泳いでいるのもいるのに…。
 「みんな一緒に大きくなる」という戦略で生き延びる生物もいる。時間差で大きくなる戦略もある。それぞれが批判することはありませんし、批判はそもそも「的外れ」にしかなりません。園児達が率直に「どうして一緒に大きくならないのかな?」と思い至ることができれば、園長としてこんなに嬉しいことはありません。
 私たち人間は、むろん「同じ種」ではありますが、戦略バリエーションの多さによって、様々な環境に適応してきたのだろう・繁栄してきたのだろうと思います。その多様性を認められることが、人間性の豊かさというものではないかと思います。

知ってるよ!できるよ!2013/05/17 11:45

とても初回とは思えない…!
 今日は年少さんにとって、初めての大年先生。お名前をクラスの先生に教えていただいたので、自信を持って言う事ができました。最初は、列になって歩き、マットを一回り。もちろん、ちゃんとできました。「ちゃんと」というのは、一緒に立って、抜かさず歩いて周り、戻ってきたら三角座りになることです。 次に「電車から新幹線になれるかな?」もちろん!走っても同じように、ちゃんとできました。僕たちも嬉しかったけれど、大年先生も嬉しかったようです。だって、ニコニコして、びっくりして、「じゃあ、みんなはこんな事もできるんじゃない?」って、沢山教えてくれたからです。
 …と、口調が子どもっぽくなってしまいました。大年先生の話し方の中で、特徴的なのは「出来ることが、"立派に"できるようになる」という言い方です。精度があがり洗練されることが、次の段階=新しい事=への準備となっていく、という意味合いでしょう。今後の体操も楽しみだ!期待させてくれる子ども達です。