真剣かぶりつきで見てます ― 2013/05/01 16:48

今日は、昨日植えたトマトのところへ早速行って、みんなでお水をあげました。「大きくなーれ」の合唱が響きます。植えるのもそうでしたが、全員が一緒にできるわけではないので、担当の子に向けられる「やりたいなぁ」という視線をひしひしと感じます。
子ども達は、周りの環境と一緒にシーンを覚えているので、早めに畑で見ることができて良かったです。行き来の道を「並んでいこうね」というのも、「みんなで見ようね」というのも実は遠足の下地になっているのが、この時期です。
きっと子ども達も「やりたーい」という気持ちが盛り上がっていると思います。お家でも良かったらチャレンジしてみてくださいね。じっくり独り占めで見ていると、何か新しい発見があることでしょう。
子ども達は、周りの環境と一緒にシーンを覚えているので、早めに畑で見ることができて良かったです。行き来の道を「並んでいこうね」というのも、「みんなで見ようね」というのも実は遠足の下地になっているのが、この時期です。
きっと子ども達も「やりたーい」という気持ちが盛り上がっていると思います。お家でも良かったらチャレンジしてみてくださいね。じっくり独り占めで見ていると、何か新しい発見があることでしょう。
あっ!と振り向きます ― 2013/05/02 12:26

今日は子どもの日の集い。由来は軽くお話しますが、「みんなが元気でいると嬉しいなぁ」というシンプルな伝え方にしています。そして、司会の先生から「それぞれの作品」発表があります。年少さんから始まるのですが、「お庭に泳いでいる大きな鯉のぼり・新聞紙で作った兜は、誰のですか〜?」そして年長さんが一斉に手を挙げます。すると、周りの子たちは驚いて年長さんに振り返ります。「あんなに大きいの、作ったんだ!」その驚きと尊敬と…色々な表情です。きっと、その視線を受けた年長さんも誇らしかったことでしょう。
年齢の差があるからこそ、驚きや喜びが起きやすいのだろうと思います。幼稚園ですから、「違い」を前提にした保育を展開していきたいと思います。
年齢の差があるからこそ、驚きや喜びが起きやすいのだろうと思います。幼稚園ですから、「違い」を前提にした保育を展開していきたいと思います。
会ったことはなくても ― 2013/05/02 18:43

本の直接の紹介ではないのですが…。 幼稚園の図書コーナーには、ちょっと特別な本があるのです。それは、園長の友達が「子ども達のために」と寄贈してくれた本です。年に何回か、送ってきてくれますが、全部で30冊近くになりました。彼とは高校時代、3年間だけ一緒だったのですが、気がつけば細く長い付き合いで、もう30年にもなります。
それぞれの人生を過ごす中で、彼自身に子どもはいないのですが、「子どものために、できること」と考えてくれたのです。
彼と子ども達は、直接会ったことはありません。しかし、彼の選んだ本を読むとき、彼の願いや想いの一端が、子ども達に伝わっていくことを想像すると、その役に立てている私まで、何だか嬉しくなります。
それぞれの人生を過ごす中で、彼自身に子どもはいないのですが、「子どものために、できること」と考えてくれたのです。
彼と子ども達は、直接会ったことはありません。しかし、彼の選んだ本を読むとき、彼の願いや想いの一端が、子ども達に伝わっていくことを想像すると、その役に立てている私まで、何だか嬉しくなります。
いろいろと新登場 ― 2013/05/09 11:12

今日は母の日の集い。子どもの日の集いから余り日を置かずの開催なのですが、「新しいこと」が2つありました。1つは常設プロジェクターの設置です。以前からの35mmポジフィルム(しかもロール…お父さんしか分からないでしょうけれど…)がいよいよ寿命を迎えてきたため、デジタルに転写しました。使っていた映写機さえ、骨董品に近い物でしたので、春休みから準備を進めてきたのです。色々な説明会や講演会でも活用できるだろうと期待しています。
もう1つは、今年からの先生が司会やピアノの担当になっていること。160人くらいの子どもが一斉に注目を浴びせるのですから、私も昔はかなり圧力を感じていました…今は楽しいばかりですが…。そんな中でも落ち着いて司会をすることができました。「きっと、お母さん喜んでくれるね!」という核心にもしっかり触れ、為すべきことができたと思います。場がよく見えるようになると自らの個性も出てくるはず。この辺りは子どもと同じです。
ともあれ、今日の集いをきっかけに、沢山の笑顔が生まれますように。
もう1つは、今年からの先生が司会やピアノの担当になっていること。160人くらいの子どもが一斉に注目を浴びせるのですから、私も昔はかなり圧力を感じていました…今は楽しいばかりですが…。そんな中でも落ち着いて司会をすることができました。「きっと、お母さん喜んでくれるね!」という核心にもしっかり触れ、為すべきことができたと思います。場がよく見えるようになると自らの個性も出てくるはず。この辺りは子どもと同じです。
ともあれ、今日の集いをきっかけに、沢山の笑顔が生まれますように。
嬉しいです! ― 2013/05/09 19:57
先週から保護者の皆様にお願いしている「褒め言葉大全集」ですが、今日みてみたら投稿がありました!とっても嬉しいです。お手紙にも書きましたが、「多くの保護者さんが集うということは、多くの子育ての知恵が集まるということ」と思います。それをうまくすくい上げて形にできたら…という発端のアンケート。よかったら、ぜひご協力下さい。
お誕生日1…歌っていいなぁ… ― 2013/05/11 12:06

今日は年度最初のお誕生日会。生憎のお天気となってしまいましたが、多くの保護者の方にもお越し頂き、活気溢れる会になりました。
まず、みんなの歌が素晴らしかった。入園してからこれまで、何度も声を合わせてきた歌。特別な日の特別な場所ですから、きっとドキドキもしたでしょうけれど、歌いきることができました。そして、年長組のお母さん方のうた。2クラス合同ということもあり、また様々な想いもよぎった事と思います。子ども達より一足早く「一緒に歌うのはこれが最後」を迎えますが、それをよく分かっていることもあり、胸に迫る歌声でした。短い期間で仕上げるのは本当に大変なことと思いますが、やはり気持ちがまとまっている、という事なんだな、と思いました。
お母さんとして、時に先輩として、子ども達の一番近くにいて下さる。本当にありがとうございます。
まず、みんなの歌が素晴らしかった。入園してからこれまで、何度も声を合わせてきた歌。特別な日の特別な場所ですから、きっとドキドキもしたでしょうけれど、歌いきることができました。そして、年長組のお母さん方のうた。2クラス合同ということもあり、また様々な想いもよぎった事と思います。子ども達より一足早く「一緒に歌うのはこれが最後」を迎えますが、それをよく分かっていることもあり、胸に迫る歌声でした。短い期間で仕上げるのは本当に大変なことと思いますが、やはり気持ちがまとまっている、という事なんだな、と思いました。
お母さんとして、時に先輩として、子ども達の一番近くにいて下さる。本当にありがとうございます。
お誕生日2…カラスが… ― 2013/05/11 12:17

今日、人生で初めて「舞台に上がる」という経験をした子達がたくさんいました。上がると分かるのですが、何と言っても視線がぎゅっと集まってきて結構な迫力です。人間に白目があるのは、視線の向きを知らせる(あなたを見ているよ、というメッセージ)ためと言われますが、それだけ人間というのは視線に敏感にできているのでしょう。
ですから、子ども達の緊張はいかばかりか…と思います。いろんな反応が可愛らしく感じます。
今日も、1人の子が場の雰囲気を感じて、感極まったようでした。暫く泣いていたのですが、先生が抱っこしていたら落ち着き、気がついたら「頑張れ〜!」とカブの引っこ抜きを応援していました。「今ないたカラスがもう笑った」というのは「子どもが日焼けして真っ黒で、烏のよう」から来ている言葉で、烏とはずばり子どもの事なのですが、まさにその通り。機嫌がコロコロ変わるのが、子どもの特徴でありいい所なのでしょう。
ですから、子ども達の緊張はいかばかりか…と思います。いろんな反応が可愛らしく感じます。
今日も、1人の子が場の雰囲気を感じて、感極まったようでした。暫く泣いていたのですが、先生が抱っこしていたら落ち着き、気がついたら「頑張れ〜!」とカブの引っこ抜きを応援していました。「今ないたカラスがもう笑った」というのは「子どもが日焼けして真っ黒で、烏のよう」から来ている言葉で、烏とはずばり子どもの事なのですが、まさにその通り。機嫌がコロコロ変わるのが、子どもの特徴でありいい所なのでしょう。
本を強くする ― 2013/05/13 10:57

本と言っても内容の紹介ではないのですが…パート2。●今日は、業者さんに来て頂いて、「本の強化」をしています。残念ながら幼稚園の本というのは、家庭よりも寿命が短いことが多いのです。それだけ子ども達が頻繁に読む(そして、読む以外の遊び方をしている子もいる…)からです。そこで、図書館などでも行われている「カバー掛け」をしてもらっているのです。思えば結構な量があります。今日は図書コーナーから始まり、明日いっぱいには全クラスの本について終わるだろう、との事。●ちょっと見学させていただいたのですが、その手際の良さに見とれます。丁寧かつスピーディーです。単純作業と侮るなかれ、ですね。専用の機械にも男子としては惹かれるところ。色々聞きたくなるのです(そして、スイッチを入れたくなるのです)が、邪魔にならないよう拝見させていただきました。●ともあれ、これで本の寿命がかなり延びることが期待できます。たくさんの子ども達に本に親しんで欲しいと思います。
暑いです ― 2013/05/14 13:52

今日はだいぶ気温が上がりました。野菜達もきっと喜んでいると思いますが、子ども達も元気に園庭で遊んでいます。今日は何度か先生方が園庭に水を撒き…ながら子どもと遊んでいました。大人はついつい冷房に頼りがち(幼稚園でも、主に子どものぐずりを軽減するために使ったりします)なのですが、子ども達は汗をしっかりかいて体温調節をします。この、「自分で体温調節できる」というのは結構大切なのだろうと思います。というのは、汗腺の発達には臨界期(時期的な限界)があり、ある時期までに発達させておかないと、刈り込まれていく(手遅れ)対象だからです。熱の溜まりやすい子は、やっぱりボーッとしてしまうでしょう。そうならないために、今の時期から汗をかける体を作ろうと、なるべく外で遊ぶ時間を取ります。園庭でお帰りを待っているお母さん方には辛い時間と思いますが、子どもの成長のために、意味のあることなのです。
あれ? おぉ! ― 2013/05/17 10:50

今年は、池のオタマジャクシが急速な勢いで減っております。水の中の生き物は基本的に弱肉強食ですから、小さい生き物は相当な戦略がなければ生き延びられません。池というのは人工的な環境ですから、人の手で生態バランスをいじっています。つまり、水中に柵があり、分断しています。
しかし、子ども達は知ってか知らずか、「柵を取っ払い、行き来をさせてあげたく」なるようです。その結果、生き物の真理が発現する…訳です。
そんな中、ある子が「オタマジャクシに手が生えてる!」と発見しました。よく見ると、もう上陸したのもいます。一方まだまだウニョウニョと泳いでいるのもいるのに…。
「みんな一緒に大きくなる」という戦略で生き延びる生物もいる。時間差で大きくなる戦略もある。それぞれが批判することはありませんし、批判はそもそも「的外れ」にしかなりません。園児達が率直に「どうして一緒に大きくならないのかな?」と思い至ることができれば、園長としてこんなに嬉しいことはありません。
私たち人間は、むろん「同じ種」ではありますが、戦略バリエーションの多さによって、様々な環境に適応してきたのだろう・繁栄してきたのだろうと思います。その多様性を認められることが、人間性の豊かさというものではないかと思います。
しかし、子ども達は知ってか知らずか、「柵を取っ払い、行き来をさせてあげたく」なるようです。その結果、生き物の真理が発現する…訳です。
そんな中、ある子が「オタマジャクシに手が生えてる!」と発見しました。よく見ると、もう上陸したのもいます。一方まだまだウニョウニョと泳いでいるのもいるのに…。
「みんな一緒に大きくなる」という戦略で生き延びる生物もいる。時間差で大きくなる戦略もある。それぞれが批判することはありませんし、批判はそもそも「的外れ」にしかなりません。園児達が率直に「どうして一緒に大きくならないのかな?」と思い至ることができれば、園長としてこんなに嬉しいことはありません。
私たち人間は、むろん「同じ種」ではありますが、戦略バリエーションの多さによって、様々な環境に適応してきたのだろう・繁栄してきたのだろうと思います。その多様性を認められることが、人間性の豊かさというものではないかと思います。
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